一歳になっても離乳食を食べない?そんなときは?
生後5か月~6か月くらいから離乳食は始まります。
産まれたてはミルクのみの栄養で足りていましたが、成長するにつれてどんどんミルクだけでは十分な栄養が補えなくなってきます。しかしまだ普通の食事を食べることはできないので、離乳食で食事の練習をするのです。
そんな離乳食ですが、なかなか食べない子供もいるので困りますよね。最初から離乳食を拒否する子もいれば、1歳くらいからだんだん離乳食を拒否するようになる場合もあるでしょう。子育ては本当に、子供によって様々なパターンがあるのです。
1歳になっても離乳食を食べないのかというと、それにはさまざまな理由があります。
自我が芽生えてきて離乳食を食べたくないと思うようになったり、離乳食が合わなかったり、おなかが空いていない場合もあるでしょう。
体調不良で離乳食を受け付けない場合もありますし、好き嫌いで食べない可能性だってあります。
子供はちょっとした変化で離乳食を食べなくなってしまうので、食器や椅子やテーブルが気に入らないからという理由だけで離乳食を受け付けなくなってしまう可能性もあります。1歳なので理由を聞くことはできませんし、ある日突然食事の内容や環境が嫌になることだってあるので困りものですよね。
けれども、離乳食を食べることはもちろん離乳食を食べないことも子供の成長の証です。与えられたものをただ食べるだけではなく、食べないという意思表示をすることは子供が成長しているという証なので、嫌がらずに受け止めてください。
離乳食を食べないことは成長の証ではありますが、食べないままではよくありませんよね。
では、離乳食を食べないときはどうすれば良いのでしょうか。
まずは、原因を考えてみてください。
時間帯を変えるだけで食べるようになる場合は、ただお腹が空いていないという可能性もありますし、離乳食を変えたら食べるようになったという場合は好きじゃない離乳食が出た可能性が高いでしょう。
なかなか食べてくれない場合は椅子やテーブル、食器やスプーンを変えてみることで離乳食を食べてくれるようになるかもしれません。
どうしても食べない場合は体調が悪いのかもしれないので、そのほかの変化があった場合はお医者さんに相談をしてみるのも良いかもしれませんね。
言葉で話してくれないのでなぜ食べないのかわからないでしょうが、様々な方法を試してみると、離乳食を食べない原因に突き当たる可能性が高いです。まずは出来ることから変えてみてください。
ちなみに、離乳食を受け付けないからといって1歳を過ぎてからもミルクのみの育児をしていてはいけません。
離乳食を通して食事から栄養を取ることを覚えますし、体の成長にもつながります。ミルクだと味や見た目の変化がありませんが、離乳食だと食事を通して様々な食材に触れる機会も増えるでしょう。食事を通して食感も歯触りも感じ取ることはとても大切です。
栄養だけではなく、子供の心の成長のためにも離乳食は大切なことです。栄養補給のために、とバランスを考えた食事を続けることも大切ですが、まずは食事を楽しむために、子供が好むものから与えてみてはいかがでしょうか。
偏った食事ではいけませんが、子供が嫌がる離乳食を無理に与え続けるのではなく美味しく笑顔で食べれるものを作りことも親の役割なのです。
1 歳の離乳食の量はいつから二回食?
離乳食は少しずつ増やしていき、いずれは卒乳をして離乳食のみから栄養を取るようになります。
最初は一日一回の離乳食から慣らしていくようにしましょう。
そこで悩むのが、いつから2回食にするかですよね。
ほとんどの人は、離乳食を初めてから1か月経過したくらいから2回食に切り替えるようです。
一日一度の離乳食は離乳食やスプーンで食事をすることに慣れさせるための食事です。しかし2回食からは、離乳食で栄養を取ることも重視して続けてみてください。
一回食の場合は、一日一回を目安に時間を気にせずに上げていた人も多いでしょう。
しかし、二回食の場合は午前に一度、午後に一度を目安に離乳食を食べさせるようにしてみてください。時間も3,4時間は空けるのが理想です。
午前の離乳食は10時、午後の離乳食は15時、など細かく時間を決めていても思うようには進まないので、時間はだいたいの目安で十分です。だいたい午前と午後、だいたい3,4時間開ける、程度の間隔の方が離乳食も続けやすいです。
2回食を始めたての頃は、赤ちゃんも慣れずに沢山食べてくれない場合も多いです。そのため、まずは少量ずつから食べられる分だけ食べれるようにしてみてください。味付けも薄味、食べやすい硬さを心がけることで、ちょっとずつ離乳食に慣れてくれます。
2回食にしたての頃はお腹が空かずに食べてくれない場合もありますが、焦らずに続けましょう。赤ちゃんによって胃袋の大きさも味の好みも違いますし、1歳の段階ではミルクでも十分栄養を補うことが出来ます。食事をすることに慣れてもらう目的なので、本当に少しずつの変化で大丈夫です。
2回食は、あくまで離乳食に慣れることと3回食になるための準備期間です。急に食事の量を増やすのではなく、あくまで一日2回の食事と離乳食に慣れてもらうためにも、気楽な気持ちで進めてみてください。