赤ちゃんは抱っこぐせをつけると良くないってホント?
赤ちゃんが泣いていると、とりあえず抱っこをしてあやしてあげて…というお母さんが多いでしょう。
しかし人によっては「あまり抱っこしすぎると抱き癖がつくから良くない」という説もあります。
抱き癖というのは、泣いたときに抱っこばかりしていると、泣けば抱っこしてもらえると思ってすぐ泣く子に育ってしまう、抱っこされる癖がついてしまうものだそうです。
でも実は、抱き癖、抱っこ癖というものはありません。
子供が泣いているのに求めているのに抱っこしないのは可哀想です。心配しなくても少し成長をすると抱っこしなくても自分の意思を伝えることが出来るようになったり赤ちゃんが何を求めているのかわかるようになるでしょう。
もちろん抱っこをされるのが好き、という赤ちゃんもいると思いますが、それはあくまで赤ちゃん特有のものです。
赤ちゃんとのスキンシップはとても大切です。せっかく赤ちゃんが抱っこしてほしいと思っているのに抱っこをしてあげないとスキンシップ不足になってしまうでしょう。
あまり抱っこしすぎると我儘な子に育つ、自立が遅れてしまうという説もありますが、これはあくまでそういう説があるだけです。小さい頃からたくさん抱っこをされてきた子でも我儘に育たない子もいますしちゃんと自立した子に育っていう子もたくさんいます。
大切なのは、今現在の赤ちゃんに安心感を与えること、そして親子のスキンシップを大切にすることではないでしょうか?赤ちゃんがお母さんを求めているときは精一杯期待に応えてあげるようにしましょう。
赤ちゃんを抱っこしないと危険?!サイレントベビーとは?
抱っこし過ぎたせいで起こる弊害は後から改善できることばかりです。甘えすぎる、構わないといけない子になる、等の問題は後からでも改善できる部分です。
しかしサイレントベビーになってしまうと大変なことになってしまいます。
サイレントベビーとは、長時間長期間泣いているのに放置してしまったせいで赤ちゃんが構って貰うことをあきらめてしまう状態のことを言います。いくら泣いても抱っこもしてくれない、あやしてもくれない、そんな状態が続くと、泣かない赤ちゃんになってしまうのです。
泣かない赤ちゃんは静かで育てやすいのでは、と思う人もいるかもしれませんが、構ってほしいのに我慢する状態は赤ちゃんに相当な負担となってしまうでしょう。将来的には笑わない頼らない無気力な子に育ってしまい、後々いくら頑張っても症状を改善することが出来なくなってしまうでしょう。
サイレントベビーは育児放棄された赤ちゃんが陥りやすい症状で、早い場合は生後3か月くらいから笑わない泣かないといった状態が目立ってくるそうです。
もちろん、泣いてるからといって常に構わなければいけないという訳ではありません。赤ちゃんは泣くことが仕事ですし、何が原因かわからない場合は泣いたままにしておけば疲れて眠ってしまうことも多いでしょう。
だからといって抱っこもせず構いもせず放置してばかりではいけません。言葉を話せない自分の意思を伝えることが出来ない赤ちゃんは精一杯構ってスキンシップをして安心感を与えてあげてください。
赤ちゃんはどうして泣くの?
育児中は毎日毎日赤ちゃんの泣き声を聞くことになります。
毎日泣かせて申し訳ない、泣いているのにすぐに泣き止ませることが出来なくて可哀想、なんて鬱になってしまうお母さんがとても多いみたいですね。
けれども安心してください。赤ちゃんが泣くことは当たり前なので、可哀想なことでも申し訳ないことでもないんです。
赤ちゃんは言葉を話すことが出来ないので泣いて意思を伝えます。もちろんただ泣くだけなので何を伝えたいのかはわかりませんが、泣くことは家族とのスキンシップなのです。だからこそ、赤ちゃんが毎日毎日頻繁に泣くからといって辛さを感じないようにしましょう。
赤ちゃんが泣いているということは、お母さんとスキンシップを取りたい、お世話をしてもらいたい、構ってもらいたいなどの意思を伝えているだけです。決して可哀想なことではありません。
言葉を話せるようになれば何を訴えたいのか言葉で伝えることが出来ますが、赤ちゃんは言葉で伝えることが出来ません。
赤ちゃんが泣いたら精一杯構ってあげるようにしましょう。泣いてスキンシップを取るのは今だけです。成長するにつれてどんどん泣く回数も減るので安心しましょう。