ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートの違い
一言にチャイルドシートといっても様々な種類があります。
そして、チャイルドシートには対象年齢や対象体重が存在することをご存じでしょうか。
子供の成長に合わせてチャイルドシートを選ぶ必要がありますし、年齢や体系に合ったものを選ばなければ意味がありません。
そんなチャイルドシートは、大きく分けてベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートに分けることが出来るのです。
ベビーシートとは?
ベビーシートとは、新生児から乳幼児向けのチャイルドシートです。基本的に取り付けは後ろ向きとなっていて、新生児から1歳くらいまで使用することが出来ます。ものによって使える月齢は変わりますが、だいたい体重10キロから13キロまで使用できるものが多いでしょう。
使用期間が短いぶん、低価格で販売している商品が多いのが特徴の一つです。
低月齢の子は、フルリクライニングで背もたれをしっかりと倒せるチャイルドシートが必要です。そんな時に便利なのが、ベビーシートなのでしょう。
ベビーシートの中には簡単に取り外すことが出来、キャリーやラック変わりになるものも多いです。また、ベビーカーとドッキングして使うことが出来るものもあります。軽いぶん、持ち運びも便利なのでしょう。
首が座っていない赤ちゃんの衝撃をしっかりと吸収することが出来るのがベビーシートなのです。
チャイルドシートとは?
ベビーシートもチャイルドシートの一種ではありますが、チャイルドシートに分類されるものは幼児用として販売されているものも多いです。
この種類はだいたい1歳から4歳頃まで使用できる、幼児向けのものが大半です。体重は10キロから20キロ近くまで対応可能となっています。
ベビーシートとは違い前向きで装着する形となり、ベビーシートを卒業した1歳児が使うためのものです。
最近はロングユースの新生児から4歳くらいまで使用できるチャイルドシートも増えています。このタイプは回転式になっていて、前向きや後ろ向きに簡単にできたり椅子の角度も簡単に調節できるようになっています。
ベビーシートよりは割高の商品が多いので、最初はベビーシートにするか、それとも長年使うことが出来るチャイルドシートを買うかは使い勝手などを見て決めましょう。
ジュニアシートとは?
ジュニアシートは年齢幅がとても広いのが特徴です。
3歳から7歳頃まで使用できるものもあれば、5歳から12歳まで使用できるものもあるでしょう。
対応体重は15キロくらいから。最大で36キロくらいまで対応可能なものまであるのが特徴です。
チャイルドシートは6歳以下の着用が義務つけられています。幼児用のチャイルドシートが手狭になったら買い替えるのが、ジュニアシートとなります。こちらは大き目のものであれば12歳まで利用をすることが出来るので小学校に入ってからでも小さいうちはジュニアシートを付けることをおすすめします。
ほとんどのジュニアシートは、ベビーシートやチャイルドシートと違い小型のシートベルトタイプのようなものが多いでしょう。普通のシートベルトは140センチ以下が使うと十分な効果を発揮しません。その点ジュニアシートなら、座面は簡易だけれども背もたれがついていて小柄な小学生でも十分シートベルトとしての効果を発揮します。
ジュニアシートは必要ないと思う人もいるかもしれませんが、6歳以下のチャイルドシート着用は義務つけられていますし、6歳以上になってからも、子供の安全を守るためのジュニアシートを装着したほうが良いでしょう。