妊娠中に温泉旅行に行きたい!妊婦に温泉は良くない?

私は大のお風呂好き・温泉好きで妊娠前は良くスーパー銭湯にも行っていました。
でも、妊娠中は温泉は入ってはダメって聞いたことがあったので、妊娠がわかってからは温泉もスーパー銭湯も辞めていました。
特に妊娠初期はお腹の赤ちゃんが気になるので温泉に入るの辞めておく人って多いですよね。
でも、それって本当かどうかわからないので、先輩ママに聞いてみたりしたけど誰もはっきりとした理由も知らないんですよね。
そこで、お世話になっている産院で妊娠中に温泉に入っていいか質問してみました。
そろそろ安定期だし、できれば温泉旅行に行きたいので旅行に行ってもいいかだけでなく、温泉に入ってもいい根拠や理由、どんな泉質がいいなども聞きました。
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妊娠中に温泉に入ってもいい?
妊婦健診のときにお医者さんに思い切って「温泉旅行に行きたいんですがいいですか?」って聞いてみたら、
「妊娠も順調だし、無理しなければ大丈夫だよ」って返事が返ってきました。
正直、こんなにあっさりとOKが出ると思わなかったので逆にビックリしちゃったんですが、どうも温泉に行ってもいいかどうかは妊婦さんごとに違うみたいです。
妊娠経過が順調な人はOK?
続けて、ずっと疑問に思っていたこと「妊娠中は温泉はダメって聞いたことがあるんですけど、どうしてなんですかね?」って聞いてみました。
すると、温泉の注意書きで妊娠中の入浴は禁止って書いてあったからじゃないか?ってことでした。
1980年代には、温泉入浴の規定で妊婦の入浴が禁止されていて、それがつい最近まで続いていたから「妊娠中は温泉NG」ってことだったそうです。
お医者さんの話では、医学的な根拠で妊婦さんが温泉に入ってはいけないってものはないらしい。
最終的に温泉に入ってOKかどうかはお医者さんの方針や妊婦さんごとに判断が違うので、妊娠中だからOK・ダメって決め方はできないそうです。
温泉に入らない方がいい人
切迫早産や切迫流産したことあるならすすめない
私がお世話になっている産婦人科の先生は、切迫早産や流産をしている人・したことのあるママには温泉旅行はすすめないとのことでした。
基本的には、温泉にはいってもOK。でもその大前提として、妊娠が順調ってことが条件みたいです。
他にも体調の良し悪しに、つわりも判断基準にしているそうです。
ときにはつわりがひどすぎて入院したり点滴続きの人もいますよね。温泉に入って体調崩すかもしれないのですすめないそうです。
温泉に入っても良いかダメかは病院ごとに考え方や基準が違うので、必ず担当医に聞いて最終的にはママの判断になります。
お腹の赤ちゃんのためにも無理しないようにしましょう。
妊娠週数も重要
産院の先生に温泉に入ってもいいよって言われた理由の1つは、安定期だったこと大きいです。
私はつわりが少しあったのですが、安定期に入ってからはなくなって体調が良かったですし、まだお腹もそう大きくないので動きやすかったです。
これが8か月ぐらいになってくるとだいぶお腹も目立ってくるので動きにくくなります。
体重が重くなるとそれまでの体の動かし方と違って立ち上がったり座るだけでも大変でしたね。
さらに妊娠がすすんで臨月にもなるとお腹が一気に大きくなって気分はお相撲さんみたいでした。
安定期はママの体調が良いだけでなく動きやすいのでお出かけしやすい時期です。多くの妊婦さんも安定期にお出かけや旅行を楽しむことが多いみたいです。
妊婦さんOKの温泉とそうでない温泉を確認しよう
今でも妊婦さんは遠慮して欲しいって温泉もあります。
温泉側としては、妊娠中は病気ではないけれど体調が急変しやすい時期なので何かトラブルがあったら困るという理由もあるでしょうね。
1980年代には、温泉入浴の規定で妊婦の入浴が禁止されていたほどです。特に初期と臨月の妊婦の入浴は堅く禁じられていました。
禁止されているということは温泉は妊婦に危険なの?!というと、そういう訳ではないみたいです。
現に2014年頃から、妊娠中の入浴は禁止、という規則がなくなりました。
そのため、妊婦でも温泉に入ることはできます。
もちろん禁止ではありませんが浴場によっては妊婦禁止のところもあるので、事前に確認してから行きましょう。
どうして妊婦さんは温泉ダメなの?
なぜ妊婦が入浴を禁止されていたか、それは妊娠中の入浴には危険がつきものだからです。
温泉ってついつい長風呂になってしまいますよね。
けれども妊婦は普段以上に体が弱っていたり、体温も高くてのぼせやすかったりします。
万が一があって温泉から救急車に運ばれたら大変ですよね。
のぼせるだけではなく、温泉は広くてつるつるしているので転びやすいです。
妊娠中は雑菌が入り込んで胎児に悪影響を及ぼす可能性だってあります。
いろんな理由から安全性を重視して妊婦はお断りしている温泉もあるので、妊婦さんは温泉NGというのが広まったのでしょうね。
安定期(妊娠5~7か月)が温泉を楽しむベスト!
最初にも書きましたが、温泉に入るなら安定期がベストです。
安定期は5か月から7か月の間のことを言います。
個人差はありますが、だいたいこのくらいの時期になると流産の可能性もぐっと下がりますしつわりがなくなったり、体調が落ち着く妊婦さんが多いです。
お腹もまだそこまで大きくないですし、妊娠中一番フットワークが軽く過ごせるのが、安定期です。
あまり温泉に入らない方がいい時期
妊娠中に、温泉を入るのを一番おすすめできないのが妊娠初期です。
初期はお腹の赤ちゃんがドンドン成長する時期で思っている以上にたくさんの影響があると言われています。
また、妊娠初期はお腹もまだ大きくないので妊婦だと気づかれにくい時期です。
お腹がまだ大きくないから温泉に行きやすいのでは?と思うでしょう。
しかし、いくら健康でつわりがなくても、胎児にとっては一番大切な時期です。
温泉に入ってリラックスするメリットよりも感染症のリスク、流産のリスクもあることを忘れずに行動しないといけないのが妊娠初期です。
そういったわけで妊娠初期は温泉に入ってもいいかは身長に決めなければいけません。
妊娠後期に温泉旅行に行った
後期の温泉も、あまりお勧めしません。
妊娠後期に義母の提案で義弟夫婦も私たち夫婦も交えて温泉旅行にいくことになったのですがお腹が大きくて座ってるのもしんどかったです。
車で移動したのですが、お腹が大きいと座っているのがこんなにしんどいなんて思わなかったです。
後期になると、一気にお腹が大きくなってびっくりするほど体が重くなります。
だから、それまで普通にできていたこともできなくなります。また、バランス感覚が崩れて温泉で転んでしまう確率も高くなります。
妊娠後期になると後期つわりや体の重さ、張り、凝りに悩まされることが多いです。私の場合は眠れなくなってつらかったです。
もちろん後期でも元気に動ける人もいるでしょうが、安定期のように動けることはほとんどないでしょう。
臨月は近場で安静に過ごす
臨月になると、もういつ生まれれてきてもOKな状態だし一安心しやすいのですが、温泉旅行には向いていません。
臨月の場合は温泉の刺激で破水してしまう可能性もあります。臨月は出産に備える時期なので、温泉も旅行も控えたほうが良いでしょう。
妊娠中はお腹が大きいのが目立って人目が気になったり、他の人と湯船を共有するのが衛生面できになったりします。
そんな場合は家族風呂のある旅館等に行くのがいいですね。家族風呂なら安心して入れますし、転んだり細菌が感染する確率も少なくなります。
妊娠中の温泉で気を付けること
お医者さんからも温泉に入ってもいいって許可がおりたとしましょう。
妊娠経過も順調!それでも妊娠中は普段とは違うということを忘れないようにしたいですね。
お風呂場で転ばないように、長湯し過ぎないようになど慎重に入りましょう。
例え温泉に入る寸前でも入っている途中でも体調が悪いと感じたら辞める勇気を持つことも大切ですね。
温泉の泉質は何でもOK?
妊婦さんめなのは弱アルカリ性の単純温泉だそうです。
単純温泉は刺激が弱いので妊婦はもちろん幼児や年配の方にもおすすめだといわれている温泉です。
温泉自体の成分の濃度はひくいのですが、肌がかぶれたり赤みや炎症を起こしにくいです。
妊娠中は肌も敏感になっていたり体質が変わっていることもあるので、入浴前に泉質もチェックしておきたいところ。
逆に、食塩泉やラジウム泉のような濃度が濃く刺激が強い温泉はあまりお勧めしません。この時期に濃度の濃い温泉に入ってしまうと肌トラブルが起こる可能性が高いんです。
温泉濃度が薄いからといって効能に差はありません。弱アルカリ性の温泉であれば、妊娠中でも安心して入ることが出来るでしょう。
サウナはおすすめできない。
温泉は入ってもOKでもサウナはできれば入らない方がいいみたいですね。妊娠中にサウナは禁止されているわけではないんですが、入らない方がいいそうです。
妊娠中は体温が高くなって汗をかきやすかったり、のぼせやすかったり、羊水などに蓄えようと体の水分が少なかったりします。
妊娠中は体力も弱っていたり、水分不足気味になりやすい時期です。
そのため、サウナに入って大量の汗をかくことは脱水症状にもつながりかねないのでできれば辞めておいた方がいいみたいです。
体が温かくなりすぎる危険、温度変化でのぼせや貧血の可能性なども高くなるのでサウナは辞めておいた方がいいでしょうね。
どんな移動手段が一番良い?
少し遠出して温泉旅行を楽しみたいなと思っている人は、旅行先もよく考えましょう。
医師によって考え方は違いますが、新幹線、車、飛行機の次に妊婦は安心だといわれています。
いざとなったら降りれる・長時間座りすぎない・安全性などを重視すると、遠出の場合は新幹線が一番です。
車移動も1時間程度なら良いですが何時間もかけて車で移動すると座る時間が長くて体がつらいです。圧迫されている部分の血流もわるくなってしまいますからね。
できれば旅行の移動手段も医師に相談をして、どれなら良いか聞いた方が安心です。
温泉旅行で気を付けるポイント
移動中はどうしても同じ姿勢になってしまいますが、血行が悪くなったりお腹が張りやすくなるので注意が必要です。
きちんと十分な休憩を取って姿勢を変えながら快適に過ごせるように工夫をして下さい。
座る時間が長いのでむくみやすい人は着圧ソックスがおすすめです。
もしも体調が悪くなったときに備えて、温泉旅行に行く場合は必ず母子手帳と健康保険証を持ち歩くのも忘れちゃダメですね。
温泉地で何かあった場合、普段とは違う病院で診察を受ける可能性もあるので、母体と胎児のことを詳しく記載している母子手帳が必要です。
妊娠中の温泉は、あくまで自己責任です。
妊娠中に温泉に入ってもいいかどうかはその人の妊娠経過にもお医者さんの診断にもよります。
妊娠中温泉に入っても問題なかった人も多いですが、体調が悪くなったという人もいるのです。
万が一何かあったときのためにも旅行を計画していても当日に体調がわるければ辞める勇気を持つのも忘れずに計画を立てましょう。