両親学級・母親学級の時期と講座の内容とは?
両親学級・母親学級の時期は?
両親学級・母親学級の時期は主に22週以降の方が参加することが出来ます。
週数に規則がないところも多いですが、初期だと早すぎますし後期だとすべての教室に参加する前に出産に入ってしまう場合も多いでしょう。
そのため、比較的動きやすくなる安定期に参加するのが一番です。
しかし、両親学級・母親学級は強制ではありませんし自宅安静指示のある方は参加をすることが出来ないので注意をしましょう。参加予約をしていても、当日体調が悪い場合はキャンセルをすることもできます。
両親学級・母親学級に回数制限はありません。そのため、自治体、産婦人科、企業すべての両親学級・母親学級に参加することもできます。しかし内容が似通っているものも多いですし、数時間話を聞き続けるのは妊娠中の体には負担になってしまう場合もあります。
そのため、自分で参加できる範囲で行けるものを選択してください。
両親学級・母親学級で学べる内容は本当に場所によって違います。しかし、主に行われている講座内容について説明したいと思います。
妊娠出産
まずは妊娠出産についてです。
両親学級・母親学級は特に初産の方に向けての講座が多いでしょう。そのため、赤ちゃんは体内でどのように成長しているのか、妊娠経過や生活の注意点、マイナートラブルについて教えてもらうことが出来ます。
病院の診察中に教えてもらえることも多いですが、やはり講義として事前に聞いておくとその後の妊娠生活についても安心して過ごすことが出来ます。
栄養指導
次に、栄養指導です。
妊娠中は体重制限があるところも多いでしょう。もともとが平均体重であれば7キロから10キロの増加が理想的だといわれています。しかし妊娠中は妊婦高血圧や太り過ぎによる難産等の影響があるといわれているので、食事の制限がつきものです。もちろん胎児に影響があるからと食べられない食品も多いでしょう。
食事の制限があるなかで胎児に栄養を送らなければいけないので、妊娠中の食生活はとても大変です。そんな妊婦のために、何を食べるべきなのか、どんな食事がおすすめなのかの指導を行ってくれます。
妊娠中の運動についての指導もあります。
妊娠中は過度な運動をすることはできません。しかしある程度体力をつけておかなければ分娩に挑むことはできないでしょう。また、股関節を柔らかくしておく、産道を開きやすくする等の運動も重要になってきます。そのため安定期に入ったら適度な運動が推奨されているのです。
両親学級・母親学級では、妊娠中でもできる簡単な運動の指導を行うことも多いでしょう。マタニティヨガやスイミングもはやっていますし、本格的な運動でなくてもテレビを見ながら出来る簡単な運動だって豊富です。
ネットで見るとわかりにくい妊婦体操も、実際に指導してもらえれば簡単に知ることが出来ますし自宅でも続けやすいでしょう。
後半になってくると、産後についての指導をしてもらえることが多いでしょう。
育児グッズはどれをそろえたら良いのか、分娩はどのように挑むのかはもちろん、新生児と同じくらいの体重の人形を作って沐浴指導やお着換え指導を行う場合もあります。
新生児は想像以上に重いので、着替えをさせるのもお風呂に入れるのも大変です。事前に人形で体験をすることで、すんなり育児に入ることが出来るでしょう。
企業主催の両親学級・母親学級の場合は、ベビーグッズを実際に使ってみたり、チャイルドシートやベビーカーの体験を行うことが出来る場合もあります。