妊娠中の腰痛がつらい!トコちゃんベルト・ワコールの骨盤ベルトの違いを徹底解析&すぐに簡単に痛みをやわらげるコツ

私は元々骨盤が歪んでいてそれが原因で仙腸関節がずれていて痛みがありました。
(腰痛というより尾てい骨付近の痛みに近いです。
仙腸関節と仙腸関節痛について知りたい方は記事の最後に体験談と説明を載せているので読んでみてくださいね。)
それが、妊娠した直後はなぜか不思議なぐらい仙腸関節の痛みがなくって快調に過ごせていたのですが、
安定期に入り体温が平穏に戻ったころにまた痛みが再発してしまったのです。
この話は私が妊娠中に痛みを改善するためにやったことと腰痛持ちの視点から選んだ骨盤ベルトについて書きます。
もし、骨盤ベルトはどんなのを買おうか迷っている人がいればトコちゃんベルトおすすめです。
Contents
耐えられない痛みが突然やってきた
妊娠中は痛いところがあっても簡単にマッサージも受けられないし、
かといって夜に寝付けないほど鈍痛が気になるしで本当に困ってしまいました。
ネットで腰痛が治せる治療院、しかも妊娠中でも引き受けてくれるような整骨院などがないか調べたのですが、
何かあっては大変なのでなじみのない整体や整骨院で治療を受けるのは不安でなかなか解決法が見つからないでいました。
妊娠中は何でもかかりつけの産婦人科に相談しよう
妊婦健診のときに産婦人科で腰痛について相談するとインドメタシンクリームという炎症を抑えて痛みを緩和する薬を処方してくれました。
このクリームを塗ると痛みは何とかすることはできるのですが、このままだと根本的な解決にはなりません。
毎日薬を使い続けるのも嫌だったので少しでも薬を使わないで腰痛を楽にする方法を探したところ、骨盤ベルトでかなり改善することもあるってことが分かってさっそくトコちゃんベルトを使ったところだいぶ痛みが楽になりました。
妊娠後期には、お灸とトコちゃんベルト&アロマで快適に過ごせるようになったので犬の散歩も出産までずっと楽しめましたのは良かったです。
私の場合は、元々骨盤が歪んでいるってわかっていたのでいろいろ対処を考えていたのですが、骨盤ベルトはそこそこ良いものは値段がするし今しか使わないことを考えるとを買うかどうかは本当に迷いました。
結果として買ってよかったので、腰痛で悩んでいる妊婦さんが安心して使える腰痛対策について誰でも簡単に家でできる腰痛対策を鍼灸師さんや整体の知人に聞いた内容なども含めて紹介します。
妊婦さんに圧倒的な人気の骨盤ベルトはトコちゃんベルト
産婦人科で助産師さんに腰痛を相談したところすすめられたのがトコちゃんベルトです。
病院でも販売していたのでそのまま購入しても良かったのですが、他の骨盤ベルトと比べてみたかったし値段も比較してみたかったので自宅に帰ってから通販で骨盤ベルトを探しました。
トコちゃんベルトは助産師さんもすすめるほど有名な腰痛ベルトなので知っている人もいるかもしれませんね。それほど妊婦さんの腰痛対策といえばトコちゃんベルトというぐらい人気です。
さっそく自宅でトコちゃんベルトを探すと楽天やアマゾンなどで買えることがわかったのですが、どこも値段が変わらず同じで後はポイントが付くかつかないかの価格差しかありませんでした。
トコちゃんベルトにこだわらなければ、もっと安い骨盤ベルトもあったのですが、既に2人を出産している友達からは、骨盤ベルトはいいのを買っておいた方がいいよとすすめられていたので迷わず購入。実際に使い始めると骨盤がキュッと締まったような感覚でとても楽で良い買い物をしたと思っています。
トコちゃんベルトのデメリット
口コミを見ると良いことばかりが目についてしまいますが、実際にはあまり効果が感じられなかったという人もいます。
どんな商品も合う人・合わない人がいるのはもちろんですが、実はトコちゃんベルトを含む骨盤ベルトは正しく付けないとあまり意味がなくなってしまうのも気を付けたいポイントです。
骨盤ベルトは腰に巻いて付けるだけなのですが、腰と言っても一般的なイメージだとウエストの下あたりをイメージしませんか?でも、それよりももっと下、ベルトの前が恥骨部分にあたるぐらいが正しい付ける位置になります。私も助産師さんに付ける位置を教えてもらって、えぇっ?こんなに下なの?と思いました。
手元にタオルなどがある人はぜひ実際に巻いてみて欲しいのですが、恥骨が当たるほどの下の位置と腰骨の位置でタオルをキュッと巻いて骨盤がキュッとなる感覚になるのは恥骨の位置のはずです。感覚としては、お尻の穴がキュッと引き締まる感じに似てると思います。それが、骨盤ベルトを付ける位置です。
それで、もう少しタオルを巻いたままやって欲しいのですが、そのまま動き回るとかなり動きにくいのです。タオルがずれたり落ちたりします。
トコちゃんベルトは骨盤がキュッと引き締めることが特徴なので伸縮性は期待できません。その変わりガッチリしたホールド感で腰痛が楽になる感覚は味わえると思います。
伸縮性よりも固定性が強い商品なのでずれたりしやすいのが欠点です。外出中や仕事などでも付けたい人はもう1つの人気骨盤ベルトワコールの産前・産後骨盤ベルトの方が向いています。
仕事や外出中も骨盤ベルトを使いたいならワコールがおすすめ
楽天で骨盤ベルトを検索すると最近人気が急上昇中なのがワコールのマタニティー産前&産後骨盤ベルトです。
トコちゃんベルトはお尻部分も含めてすべて1っ本仕立てになっているのですが、ワコールの骨盤ベルトはY字構造になっていてお尻を挟みこめるような作りになっているので立ったり座ったり、歩いたりしても比較的ずれにくいのが特徴です。
この骨盤ベルトも付ける位置はトコちゃんベルトと同じで恥骨部分にあたるぐらいを意識して着用します。また、うれしいことにセールなどの割引を上手に利用すればトコちゃんベルトに比べて1000円ぐらい安く手に入れることができます。
日本助産師会とワコールが共同開発して作った骨盤ベルトなので、値段が安いからと言ってトコちゃんベルトよりも劣っているということもありません!デメリットとすれば伸縮性があるためにトコちゃんベルトの方ががっちり固定して支えてくれる感じを味わえると思います。
西松屋や赤ちゃん本舗にある骨盤ベルトはどう?
妊娠するとそれまで行く用事のなかった西松屋や赤ちゃん本舗などに行く機会が増えたのですが、そういったところでも骨盤ベルトが売られています。
値段的にはワコールの骨盤ベルトよりもまたさらに手頃で安い価格のものがほとんどで気軽に試せるのがメリットですね。
ただ、腰痛や恥骨痛が酷くて寝れないとか歩くのがつらいほどであれば、使ってみてあまり効果を感じられずに買い替えることを考えると高機能なものにしておいた方が良さそうです。
私も最初にトコちゃんベルトを助産師さんから進められたときは、けっこういい値段がするので買うのをためらったのですが、他の骨盤ベルトを調べたり出産経験のある友達に相談した結果やっぱりトコちゃんベルトを購入しました。
特に同級生は骨盤ベルトはもっとちゃんとしたのを買って付ければよかった。って聞いたのと、産院で試着することができたことがベルト選びの決め手になりました。ショップや産院・友達が持っているなどで試着することができるならぜひ試してみましょう。
妊婦さんの骨盤ベルト番外編:腰痛におすすめなのは患部を温めること!お灸ってすごい。
使ったのは最も有名なお灸「せんねん灸」です。
せんねん灸と一言で言っても沢山種類がある上に、「火を使わないお灸」なんてのもあるのでやったことない方も安心。火を使わないお灸だと温熱でツボに心地よーく温められるし、商品によってはヨモギ成分が入っているものもあるので気持ちがいいです。
ホッカイロのように貼るタイプはヨモギも入っているので薬草効果も期待できそうなところがいいですね♪
服の下にも付けられる商品もあるので歩いていると痛みがちな骨盤・恥骨の痛み緩和にもおすすめです。特に、寒い季節は冷えると痛みが増しやすいかと思うのですがじんわりと温まるので気持ちいいです。
もちろん、火をつけるタイプの商品だとストレートに患部やツボを刺激することができるので腰痛持ちの人にはおすすめしたいところなんですが、ツボってかなり繊細なので妊娠中にあまり刺激しない方がいいところもあるとのこと(鍼灸師さん談)
【注意】せんねん灸のホームページでも妊娠16週~19週以前の妊婦さんはお灸ツボ治療をしないように注意が書かれています!
もし、火を使うお灸を使うときは婦人科で相談したりすると提携している鍼灸院を紹介してくれることがあるので相談してからにしましょう。
これから鍼灸院を探す場合は、不妊や妊娠・女性に特化したところがおすすめです。評判や腕が不明なら辞めておくぐらいのかなり慎重な治療院選びをしましょう。
私の場合は、不妊治療を専門とする鍼灸院に妊娠前から通って治療を受けていたので、妊娠初期でも安心して治療をお願いすることができました。
また、良い治療院を見つけることができた場合は、自宅でもできるお灸のツボを聞いておくと毎日お灸を楽しむこともできます。
私もお灸は熱くないのか不安だったけれど、鍼灸師さんに聞いたところによると熱いと感じたら燃えている途中でも外してしまってもOKとのことだったので安心して使えましたし、痛みがひどいときはかなりお灸に助けられました。
マタニティー整体で骨盤を整えて腰痛対策
妊娠すると赤ちゃんの成長とともにお腹が大きくなっていくのが楽しみな反面、靭帯や骨盤が緩んで困ってしまうことも起こります。
私の場合は慢性的な腰痛を持っていてなんとかだましだまし過ごせる程度だったのですが、臨月を迎える少し前に急激に足が抜けるのではないか?と思うほどの激痛を感じて歩けなくなるのではないか?と思うほどの症状がいきなりでました。
そのときは、仕事関係で知人だった凄腕の治療家さんに相談して、住んでいるところから行ける治療家さんを紹介してもらってなんとか痛みを収めることもできたし、かなり症状もおさまったのですが、臨月は骨盤が広がりやすい時期なので酷い痛みはなくなっても仙腸関節のズレや違和感は残ってしまいました。
施術してくれた方に相談すると、日頃の体の動かし方などの癖で正常な位置に戻した骨盤も元に戻ったりすることもあるし、出産は骨盤が緩むので余計に安定しにくい可能性がある。痛みがぶり返していなければ産後に整えましょう。ということになり、それまでは現状維持ということになりました。
施術を受ける前は足が抜けそうなほどの感覚と股関節痛があったのに、すっと解消したのは驚きでした。
妊娠中とあって整体などを受けてもいいか迷ったのですが、信頼できる治療家さんの紹介だったことと一般的なイメージの骨をならしたり強引に骨格を整えるような施術ではないので安心して受けることができました。
私は大阪に住んでいるのですが、とにかく町に鍼灸や整骨院はたくさんあります。その中に妊婦さんOKとかマタニティー整体とか看板に書かれているところを見かけたこともあります。ネットで探せばもっと見つかるでしょう。
でも、お腹に赤ちゃんがいるのでそう書かれていても大丈夫かわからないし、慎重すぎるぐらいになった方がいいでしょう。
もし、そういう繋がりや知り合いが見つからないなら産院に相談すると助産師さんが腰痛対策を指導してくれたり、提携している鍼灸院・整体などがあったりするので、信頼できるところ以外ではおすすめしません。
妊娠に関係なく最近の女性は骨盤が緩みがち、お尻をキュッと力を入れる生活で骨盤を引き締めよう!
私は妊娠前から自力整体に通っていました。自分の体をさすったり伸ばしながらねじったりすることで体のバランスを整えたり足にかかっている重心を正しい位置に戻すための体操のようなものです。
このクラスのインストラクターの先生がいつも言うのですが、最近の女性は妊娠に限らず骨盤がゆるみがちなんだそうです。
確かに日常生活でお尻の穴をキュッと閉じるような意識をすることはないし、立ってるときも歩いているときもお尻に力を入れるなんて意識したことない。その繰り返しで緩んでいくそうです。
なので、自力整体の時間の中には必ずかかとをそろえて立ってお尻の穴をキュッと締める動作がありました。これをするだけでもだいぶん違うのだそうです。私は妊娠8か月ぐりあまで参加してプログラムを受けていたのですが、足が抜けるほどの股関節の痛みや寝付けないほどの仙腸関節の痛みを感じたのは自力整体を辞めてからでした。
痛みがあるときには無理してお尻を締めるような動きはやめた方がいいのですが、治療院でマタニティー整体を受けた後は1日に数回は意識してお尻の穴に力を入れるトレーニングを続けていました。
■最後に
妊娠すると骨盤や靭帯が緩むので痛みが起こるのは嫌なのですが、違う見方をすれば骨盤を正しい位置に戻す大チャンスとなります!
私の場合は骨盤の右側が上がってねじれていたので妊娠して激しい痛みがあったのですが、出産で骨盤が緩んだことで産後に整体と骨盤ベルト、姿勢の改善で妊娠前にあった仙腸関節痛を改善することができました。
妊娠する前は長い時間歩いたり走ったりの運動をすると夜寝るときにジンジンと鈍痛で寝付けないこともあるほどだったし、いろんな治療をしても痛みがなくなることはなかったのでもう一生付き合っていくしかないのか・・・と諦めていました。
それが、妊娠を機にたまたまいろんなことを試したりつながりで治療を受けたりして痛みを改善することができました。
それもこれも骨盤が緩んだタイミングで正しい位置に戻せたおかげです。
産前は痛みの改善と赤ちゃんの安全性優先で腰痛対策するのがベストですが、産後はママの体をしっかりとケアして赤ちゃんのお世話に専念できるように整えるのがおすすめですよ。骨盤が正しく整うことで血流が良くなり冷え性も改善するとも言われているので妊娠中からぜひ出産後の体のお手入れも意識してみましょう。